最終更新日:2020.01.25

悪魔の弁護人 御子柴礼司ドラマ1話2話原作『追憶の夜想曲』あらすじと結末ネタバレ予想

2019年12月スタートのオトナの土ドラ『悪魔の弁護人・御子柴礼司 ー贖罪の奏鳴曲(ソナタ) ー』

オトナの土ドラ『悪魔の弁護人・御子柴礼司』のビジュアル

公式サイト:https://www.tokai-tv.com/akumanobengonin/

オトナの土ドラ、2019年12月から始まるのは、要潤さん主演の『悪魔の弁護人・御子柴礼司 ー贖罪の奏鳴曲(ソナタ) ー』。(公式サイトはこちら

ドラマの原作は、中山七里の本格法廷ミステリー「御子柴礼司シリーズ」。以下の4冊です。

  • 贖罪の奏鳴曲(ソナタ)  (2011年12月)
  • 追憶の夜想曲(ノクターン)(2013年11月)
  • 恩讐の鎮魂曲(レクイエム)(2016年3月)
  • 悪徳の輪舞曲(ロンド)  (2018年3月)

ドラマの開始前に、原作のあらすじを知ったうえでドラマを楽しみたい人、ドラマを見た後に原作はどうなのか確認したい人のために、御子柴シリーズ2作目『追憶の夜想曲(ノクターン)』の「あらすじ」を紹介します。ドラマでは第1章(1話と2話)の原作になります。

また、原作との違いや、エピソード結末の予想もしたいと思います。

これから先は、原作小説のネタバレあらすじです。ドラマや原作小説をネタバレなしで純粋に楽しみたいならば、ここで読むのを止めてください。

特に、あなたがミステリー小説好きなら、こんなところで「あらすじ」を読んでいる場合ではありません!すぐに原作を読んで、巧みなストーリーに酔いしれ、どんでん返しを楽しんでください。

では、御子柴真司シリーズ第2作『追憶の夜想曲(ノクターン)』のあらすじに進みましょう。

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『追憶の夜想曲(ノクターン)』あらすじ

原作小説の紹介文とプロローグ

少年犯罪の過去を持つ、「悪辣弁護士」御子柴礼司が甦った! 岬検事との法廷対決の行方は?豪腕ながらも、依頼人に高額報酬を要求する“悪辣弁護士”御子柴礼司(みこしばれいじ)は、夫殺しの容疑で懲役十六年の判決を受けた主婦の弁護を突如、希望する。対する検事は因縁の相手、岬恭平(みさききょうへい)。御子柴は、なぜ主婦の弁護をしたのか? そして第二審の判断は……

この小説は、御子柴礼司(みこしばれいじ)の過去の犯罪の場面から始まります。廃墟となったメッキ工場跡で、殺害した5歳の<佐原みどり>をバラバラにする御子柴。家に帰ると、母親と妹はテレビでバラエティ番組を見て笑っています。

御子柴は午前2時に部屋を抜け出し、自転車で廃工場に向かいます。みどりの生首を隣町の公民館前にある郵便ポストの上に置く御子柴。時限爆弾をセットしたような気分でした。

翌日、「時限爆弾」は炸裂し、牛乳屋の女性が生首を発見すると、警察や野次馬が殺到。その日の午後には御子柴の耳にも入ります。薄暗くなると、御子柴はみどりの右脚を幼稚園に置き、立ち去ります。それが見つかると、新聞やテレビがどんな政治問題よりも大きく扱い、各地の幼稚園や小学校は緊急集会を開いて登下校の保護者同伴を決定。御子柴は愉快でなりませんでした。

その翌日の早朝、御子柴は、神社の賽銭箱の上にみどりの左脚を置くと、そのまま学校に向かいます。世間は犯人を<死体配達人>と呼ぶようになり、御子柴はその称号をいたく気に入っていました。

胴体を、どこにどうやって配達しようと考えていた時、警察がやって来ます。「御子柴礼司。君を佐原みどりちゃん殺害の容疑で逮捕する」。御子柴はここで目を覚まします。

裁判を強引に引き継ぐ御子柴

御子柴は、弁護した事件の被害者に逆恨みされ刺されたが、3ヶ月の入院後に復帰。関わった事件で、死体遺棄という犯罪を犯していたが、東京弁護士会の谷崎前会長の力添えにより、懲戒処分にはならず、検察も証拠不十分で起訴を免れていました。(この事件については『贖罪の夜想曲』の「あらすじ」をご覧ください

御子柴が今回弁護するのは35歳の主婦、津田亜季子(つだあきこ)。夫である伸吾(しんご)を殺害した容疑で起訴され、一審では懲役16年を言い渡されています。

御子柴は、一審を担当した宝来兼人(ほうらいかねと)弁護士を訪ね、債務整理での弁護士法違反をネタに、この裁判を辞任して自分に代わるように要求。宝来弁護士は、たいした金にもならず、多少減刑しても手柄にもならない弁護を、強引に引き受ける御子柴を不思議に思ったが、御子柴の要求を受け入れました。

東京地方検察庁の次席検事、岬恭平(みさききょうへい)は、この事件の弁護士が宝来から御子柴に代わったことを知り、自ら担当することを申し出ます。岬は過去の裁判で御子柴の弁護により惨敗したことがあり、それが自らの中の汚点になっていたため、御子柴に勝利しなければならないと考えていました。

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亜季子の事件

亜季子の供述によると、亜季子の夫、伸吾は会社をリストラされてから、再就職もせずに3年間部屋に閉じ籠もっており、亜季子のパートで生活を支えていました。亜季子はパート先の吉脇(よしわき)さんに惹かれており、それを知った伸吾は亜季子を罵り散々殴りました。それでついカッとなって夫を殺したということです。

入浴中の伸吾後ろから近づき、カッターナイフで首を3回刺して殺害。その後、亜季子はブルーシートを置き、どこかに移動させようとしたが、その時に、たまたま近所に住む伸吾の父親、津田要蔵(ようぞう)が訪ねてきて、亜季子と伸吾の死体を発見。警察に通報しました。

亜季子には、13歳の美雪(みゆき)と6歳の倫子(りんこ)の2人の娘がいますが、その間二人はずっと寝ていたと亜季子は証言しています。

倫子の訪問

御子柴は事務所で、裁判に勝つための材料を探すために事件の公判記録を熟読します。しかし、弁護人の反論が少なく争点がほとんどない。御子柴が黙考していると、部屋のドアが開きます。そこには小さな女の子が立っていました。

その子は津田倫子。6歳になる亜季子の下の娘です。御子柴の名刺を持っており、それを頼りに訪ねてきたという。御子柴の事務所は、地下鉄で二回乗り換えなければ来れない場所です。「御子柴センセイ、よね」「ママを、助けてくれる人よね?」「りんこ、お手伝いしたい」。御子柴は「要らん」と即座に断ります。

倫子の姉、美雪は具合が悪くて寝ており、祖父の要蔵は出かけているという。もう夕方になっているので、事務員の日下部洋子(くさかべようこ)に送るように言ったが、予定があると断られ、祖父の要蔵に電話して事務所に泊めることになりました。

翌日、倫子を祖父の家まで送り、御子柴は要蔵に伸吾のことを聞きます。伸吾は会社をリストラされて、起業して見返してやると意気込んだが計画書の段階で頓挫。そして手を出したのが株のデイトレードでした。伸吾はそれでボロ負けし、家族に暴力をふるっていたという。

帰り際に倫子は「またねー」と声をかけますが、御子柴は「もう会いたくない」と言って帰って行きます。

御子柴のひらめき

裁判の第一回公判が始まり、御子柴は亜季子の無罪を主張し、衝動的な正当防衛だったことを証人や調書から証明しようとしますが、検察側の岬がそれを一つ一つ潰していきます。御子柴の目論見はハズれ、第一回公判は検察側の圧勝で終わりました。

裁判所から戻ると、「センセイ、おかえり!」の声。事務所には倫子が待っていました。ママの裁判の結果を聞きに来たという。「勝ってるの?」という問いに御子柴は答える気にもなりませんでした。

事務員の洋子は残業だというので、御子柴が家まで送ることにしました。御子柴は車の中で倫子にママが「何かを隠している」という話をします。

倫子の家では姉の美雪が体調を崩して寝ていました。倫子の話によると医者は精神的なものだと言う。「弱っちーね」という倫子に、御子柴は「お前は怖くないのか。母親が父親を殺したんだぞ」と言うと倫子は「りんこ怖くないよ。だって、ママがそんなことするはずないもの」と答えます。

その後、御子柴は事件現場になった家を見て回ります。リビング、キッチン、伸吾の部屋、そこで何かちぐはぐな感じを受け、考え始めます。突然、御子柴の頭の中に閃光が走ります。

御子柴はすぐに洋子に電話して、亜季子の戸籍謄本を取り寄せるように言い、事務所に帰り出張の準備をしました。御子柴は亜季子の過去をたどり始めます。

最終公判

第二審も、検察側有利のまま進み、最終公判を迎えました。この日は傍聴席に亜季子の母親も姿を見せていました。

検察側証人として伸吾の父親の要蔵が呼ばれます。岬の尋問を受け、要蔵はデイトレードで損を抱えた伸吾に、年金から金を渡したという証言をします。そして、岬は被告人の亜季子にそれを知った時の心境を問います。「夫を憎いと思いました」。

亜季子の証言に、夫への殺意を否定しようとしていた御子柴は、「少しは考えて証言してくれ」と感じます。岬はさらに殺意を決定的にしようと、質問を続けますが、亜季子は「よく、分かりません」と答え、事件の日まで一週間は「口も利きませんでした」と証言しました。

御子柴の反撃

ここから御子柴の反撃が始まりました。一週間、口も利かなかったことから、夫婦生活もなかったと証言させ、キッチンのゴミ箱に捨ててあった、避妊具のパッケージが亜季子が使用したものでないことを示します。

御子柴は次の証人を呼びます。証人は亜季子が子どもの頃住んでいた地域の町医者、溝端庄之助(みぞはたしょうのすけ)。溝端は亜季子が9歳の時に妹を失ったことで神経症になり、治療途中で引っ越してしまったと証言します。

御子柴は、亜季子の家の各部屋の写真を溝端に見せ、神経症が治っていないことを確認させ、病名を告げさせます。「彼女は先端恐怖症です」「針とかアイスピック、それからナイフなど先端が鋭利なものを意識すると、動悸がしたり恐怖心に襲われるようになる症状です」。

亜季子が普段足を踏み入れない、家族の部屋には先端の尖ったものが無造作に置いてあるのに、キッチンに1本の包丁も調理バサミもないことから、溝端は間違いないと断言します。

そして、御子柴のカッターナイフを握って他人を刺すことは可能か?の問いに、溝端は「その行動は不可能に近い」と証言。それを聞いて「でたらめ言わないで!」亜季子は溝端のところへ飛び出します。すると御子柴は先の尖った金属製のブックマークを亜季子突きつけました。それを見た亜季子はしゃがみ込んでしまい、ずっと震えています。

御子柴は、亜季子がこの犯罪を犯すことが不可能だと証明し、誰かを庇っていると指摘。そして真犯人は分からないが、避妊具のパッケージがあったことから類推できると話します。

御子柴の解任

反対尋問で岬が疑問を呈します。妹を失ったということだけで、それほどのトラウマになるのでしょうか?溝端は、亜季子の妹は<殺された>ことを明らかにします。それも、ただ殺されただけではなく、バラバラにされてあちこちに置き去りにされた<死体配達人>事件だったこと。

突然傍聴席から甲高い声が上がります。「その男を、その弁護士を逮捕してください!」「その男は私の娘を、みどりを殺した園部慎一郎(そのべしんいちろう)です」。亜季子の母、佐原成美(さはらなるみ)でした。

「やっと気づいたか」御子柴は思います。法廷は大騒ぎです。一番冷静だったのは亜季子で、凛とした声で言いました「御子柴先生。あなたをたった今、あたしの弁護人から解任します」

裁判後

裁判所から出ようとした御子柴を、要蔵と岬が追ってきます。亜季子の仇であると知った後でも、要蔵は御子柴に礼を言います。岬も御子柴の弁護に驚いた様子。

岬が御子柴に真犯人を尋ねると、御子柴は「あなたならとっくに気づいているはずだ」と返します。岬の推理は、伸吾が娘の美雪に性的虐待を繰り返し、殺人はその報復であり、亜季子は現場を見て娘の犯行と確信し、罪を被ったというもの。

御子柴は岬の推理を概ね認めながらも、一部を否定します。美雪と無理やり関係を結んだのは、父の伸吾ではなく「それはあなただ。要蔵さん」。御子柴は要蔵の証言の矛盾や、児童をイタズラした過去を明かして要蔵を追い詰めます。

美雪が父親に殺意を抱いたのは、伸吾が要蔵に娘を売ったから。伸吾に金を渡していたのは口止め料だったと御子柴は説明します。御子柴が要蔵の指紋がついた名刺を岬に渡し、避妊具のパッケージの指紋と照合するように言うと、要蔵も罪を認めます。

エピローグ

裁判からの帰り、日比谷公園を通ると倫子が走ってきました。裁判に勝ったことを告げると「やったあっ」と喜びます。

御子柴は自己嫌悪に陥ります。《確かに亜季子を救うことはできた。その代償に倫子の姉と祖父を司法に差し出すことになった。それを知ったら、倫子は自分を恨むだろうか。》

「自分は奈落から手を伸ばしている者を生涯かけて救い続ける」御子柴は少年院を仮退院する時に誓った言葉を、鬼畜から人間に戻れる唯一の道だと信じていました。

裁判の結果は亜季子や倫子の望んだことではないだろうが、《真実はいつでも一条の光だ。時に冷淡で、時に残酷ではあるが、暗闇に迷うものの灯台になる。奈落に落ちたものの道標になる。》

「もう二度とお前に会うことはないだろう」と前置きし、御子柴は倫子に伝えます「誰もが行きている限り何かしらの罪を犯している」「それでもみんな行きている。生きることを許されている。それは全員に償う機会が与えられているからだ」

「じゃあな」と言って去る御子柴に、倫子は背中から声をかけます。「またね!センセイ」

ドラマ第1話『悪徳』のネタバレと結末予想

日下部洋子(ベッキー)が採用された弁護士事務所。その事務所の弁護士・御子柴礼司(要潤)が<悪魔の弁護人>だった。それを端的に表すエピソードとして、イジメ自殺事件の加害者の弁護シーンが描かれます。

裁判に負け「あなたのせいで…… 結局、金なの?恥ずかしくないの?」と抗議するイジメ被害者の母親に対し、御子柴は言い放ちます「貰えるものを貰えれば何でもする。それがウチの方針だ」「殴りたければ殴れ、裁判を起こせば賠償金が取れる。あんたに払えるかな?」

「一生恨んでやる。あんたなんか人間じゃない。この悪魔ぁ」被害者の母親の叫びも御子柴には響きません。

原作の『贖罪のソナタ』では、以前にイジメ加害者の弁護をして、被害者の母親に恨まれているということは書かれていましたが、具体的なシーンはありませんでした。この裁判シーンがあることで、御子柴が<悪魔>と言われている理由が理解できます。

主婦、津田亜季子による夫殺し事件については、ほぼ原作通りの展開でした。ただ、現作では事務所から出ない洋子が、事件現場の確認に同行したり、裁判を傍聴したりしています。そして、原作にはいない新聞記者・桜葉あすみ(玄理)と会話することで、事件や裁判の流れが分かりやすくなっています。

もう一つの違いは、裁判で明らかになる御子柴の過去、幼い女の子を殺したという犯罪を、洋子とあすみが気づいてしまいます。その時、亜季子の娘、倫子は御子柴と二人で事務所に泊まっています。倫子の首に伸びる、御子柴の両手…。心配して洋子が事務所に駆けつけると、倫子は無事に寝ている。設定を活かした上手い展開だと思います。

次回予告で、凶器を振り上げる御子柴。その後、倒れる洋子。これは検証のための事件再現だと思いますが、御子柴の過去が明らかになった直後なので、インパクトのある予告映像になっています。

亜季子の父の要蔵が、少し悪そうな感じだったので、次回の解決編も原作通りの結末になると思われます。ドンデン返しが、どのようにスリリングに描かれるか、楽しみにしたいと思います。

ドラマ第2話『逆転』のネタバレと結末

裁判の「逆転」

御子柴が凶器のカッターを振り下ろし、洋子が倒れるのはやはり、事件の再現でしたね。「検察側の描いた絵に矛盾は見当たらないな。これをひっくり返すのはかなり難しいだろう」御子柴はそう言いますが、ここから「逆転」に向けて、御子柴の活躍が始まります。

被告である亜季子の家の台所に、包丁が一本もないことに気づいた御子柴は、亜季子の故郷の福岡に行き、医者の溝端に会います。そこで、亜季子が妹が殺された後に記憶障害になったこと、そして、もう一つ別の症状があったことを聞き出します。

その後、殺された亜季子の夫、伸吾の株取引リストを入手。御子柴は何かに気づきます。その後、亜季子の家に行き、長女の美雪から話を聞きます。「君は父親の伸吾についてどう思っていた」美雪が答えに困っていると、次女の倫子が、「お姉ちゃんのことは可愛がっていたよ」と話します。祖父の要蔵が訪ねてくると、美雪は部屋に籠もってしまいました。

裁判で、御子柴は医者の溝端を証人として呼び、亜季子が妹を殺されたことで<先端恐怖症>になったこと、そのためカッターで殺害することは不可能であったことを証言させます。「嘘つかないでよ、私が殺したのよ」と御子柴に迫る亜季子に、御子柴は金属製のブックマークを差し出すと、亜季子は怯えてうずくまってしまいました。

「いくらかわいい妹が死亡したからといって、先端恐怖症になるようなトラウマになるのでしょうか」「被告人の演技の可能性だってあるのでは」という検察側の疑問に、御子柴は「原因となった事件を聞けば分かりますよ」と言い、自分が亜季子の妹を殺し、バラバラにした<死体配達人>であることを明かします。御子柴は、記憶を取り戻した亜季子に解任されました。

原作では、傍聴席の亜希子の母が<死体配達人>に気づくという展開でしたが、ドラマでは御子柴自ら正体を明かしています。これにより、御子柴の意思がより鮮明になっている気がします。

裁判後の「贖罪」

裁判後、御子柴の事務所に検事の岬が訪ねて来ます。岬は、被害者を刺したのは娘の美雪、性的虐待を繰り返していた父親への報復か過剰防衛という推理を披露します。「ついて来い」御子柴は岬とともに亜季子の家に行きます。

「お前がやったんだな」御子柴が美雪に問いますが、美雪はうつむいたまま答えません。祖父の要蔵が来ると美雪は席を立とうとしますが、「逃げるな。真実を明らかにする最後のチャンスだ」と美雪を止めます。

御子柴は美雪を陵辱していたのが父親の伸吾ではなく、祖父の要蔵であったこと、そして、殺害動機として、株取引で損失を出した伸吾に要蔵が資金提供していたのは、父親が要蔵に娘を売った金であることを明らかにします。

「このままでいいのか?罪を償わないままで。一生後悔するかも知れない、お前が決めるんだ」御子柴は言います。逡巡(しゅんじゅん)していた美雪でしたが「ごめんなさい」と罪を認めます。美雪は警察に連行される時、「ありがとうございました」と御子柴に頭を下げました。

美雪に罪を認めさせるシーンは原作にはなく、ここにも、美雪に罪を償わせたいという御子柴の意思が感じられます。

姉も祖父も連行され、母親は殺人は無罪でも犯人隠避の罪でしばらく戻れない。まだ幼い次女の倫子が心配になりますが、『恩讐の鎮魂曲』『悪徳の舞踏曲』では、親戚の家で元気にしていることが書かれています。(『恩讐の鎮魂曲』のあらすじ『悪徳の輪舞曲』のあらすじを参照)

事務所から帰宅途中の御子柴が一人の女性に刺され、倒れます。刺したのはイジメ被害者の母親でした。これは原作小説『贖罪の奏鳴曲』の最後のエピソード、つまり、亜希子の裁判の前の話ですが、ここに持ってきたのは上手いと思います。

次回は御子柴の医療少年院時代の恩師、稲見教官による殺人事件の話です。今回、洋子たちは御子柴の過去の話を聞きに、稲見に会いに行っています。すぐに事件が起こるのは不自然なので、御子柴が入院中に殺人があり、退院した御子柴が知るという展開になるのでしょう。

まとめ

  • 『追憶の夜想曲』では、御子柴が夫殺しの容疑をかけられた主婦、津田亜季子を弁護する。
  • 亜季子の容疑は、リストラされてから再就職もせずに引きこもった夫を、カッターナイフで切りつけて殺害したというもの。
  • 御子柴は、裁判で亜季子が「先端恐怖症」であることを証明し、犯行が不可能であることを示した。
  • 亜季子の長女、美雪は祖父の要蔵から無理やり関係を結ばされており、それで金を受け取っていた父に対する復讐の犯行だった。

ドラマの公式ベージによると、『悪魔の弁護人 御子柴礼司』は、この『追憶の夜想曲』のエピソードから始まるようです。弁護士が主人公の法廷ドラマ。単に被告の冤罪を晴らすストーリーならば、見ている人がスッキリするでしょうが、『追憶の夜想曲』は、被告本人の望まない形での終わり方をします。御子柴の複雑な心理がどう描かれるのか、注目です。

(ドラマ2話放送後に追記)
ドラマでは、裁判で御子柴自身が<死体配達人>であることを明らかにしたこと、そして、長女の美雪に自ら罪を認めさせたことで、この作品のテーマである『贖罪』が分かりやすく提示されたと思います。

酷い事件でありながら、「ありがとうございました」と御子柴に頭を下げる美雪の姿に清々しさを感じるのは『贖罪』が救いになっているからでしょう。次回以降、どのような『贖罪』が提示されるのか。期待したいと思います。

以上、「悪魔の弁護人 御子柴礼司ドラマ1話2話原作『追憶の夜想曲』あらすじと結末ネタバレ予想」でした。

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