女優の高畑充希さん、NHKの朝ドラ『とと姉ちゃん』のヒロインに選ばれ、民法初主演ドラマ『過保護のカホコ』で一躍有名になりました。2019年10月期の日本テレビ系ドラマ『同期のサクラ』でも主演を努めます。
高畑充希さんは、X-Japanの『紅』を熱唱するCMが話題になり、演技だけではなく、圧倒的な歌唱力にも注目が集まりました。歌がうまいのはというのは当然で、高畑充希さんはミュージカル女優出身であり、すでに歌手デビューもしています。しかし、歌を歌うことが好きではないという話もあります。本当でしょうか?
高畑充希さんは、アニメの主題歌も歌っています。そのイベントで歌声を披露した動画が公開されていますが、そこでも主題歌を歌うことに戸惑いがあったことを告白しています。どんな気持ちだったのか、確認してみましょう。
歌手デビューした程 歌がうまいのに、歌が好きではない!?
圧倒的な歌唱力でX-Japanの『紅』を熱唱した高畑充希さん。実は、が好きではないというのは本当でしょうか?
ミュージカル女優としてデビュー そして歌手デビュー
高畑充希さんの歌がうまいと評判になったのは当然でしょう。高畑充希さんの芸能界入のきっかけは、14歳のときに応募した、山口百恵さんがモデルのミュージカルのオーディションでした。ミュージカルのオーディションですから、演技力だけではなく、当然、歌唱力も問われます。高畑充希さんは、9000人以上の候補の中から選ばれているので、並外れた歌唱力であるということが分かります。
その後も人気ミュージカル『ピーターパン』で8代目のピーターパンに抜擢されるなど、実力が認められてミュージカル女優として活躍をしています。
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ピーターパンの日なので
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高畑充希さんは、ミュージカル女優というだけでなく、「みつき」の名前で歌手デビューしています。高畑充希さんの歌声に惚れ込んだという、コブクロの小渕健太郎さんのプロデュース。朝ドラ『ごちそうさん』では、脚本家の森下佳子さんが、高畑充希さんのミュージカルを見て、劇中歌を歌うシーンを付け加えています。単に歌がうまいだけでなく、人を引きつけることのできる歌声なのでしょう。
歌が好き?に対しての反応は?
ドラマ『過保護のカホコ』のスペシャル版『過保護のカホコ〜2018 ラブ&ドリーム〜』放送日の『PON!』では、「歌が好きだった?」と問われた高畑充希さんは、「歌がというより、ミュージカルが好きで、見た後、家ですべての役をやって一人ミュージカル」をやっていたと答えています。
オーディションに受かった後は、「ミュージカルに出たかったので、稽古が楽しすぎて、休みの日が家にいてられない」と言っていますから、いかにミュージカルが大好きだった分かります。「今は稽古休みいつかな?」と思うようになったと言って周りを笑わせてましたが、活き活きと語る姿に、高畑充希さんのミュージカル愛を感じます。
一方、歌うこと自体については、「歌が好きなんですね」と言われても、高畑充希さんは曖昧な反応。「歌うの好きですか?」「好きですね」と即答した共演の竹内涼真さんとは対照的です。個人的にカラオケに行くか問われると、「カラオケは2年に1回くらい」だそうで、カラオケに行って、『紅』歌ってよと言われたら「いつの間にかいなくなってるかも知れない」と答えていました。
「家で歌ったりしてた?」という質問には、「母親が音痴で全然歌う家ではない」「音楽は詳しくないので、仕事では歌う機会が多いですけど、音楽のこと聞かれても全然…」などと、コメント。「ミュージカルが好き」と活き活きと語っていた姿から一転し、消極的な話し方に、高畑充希さんは、歌うこと自体は好きではないのかなと感じられました。
歌声披露の動画でも戸惑いを告白
主題歌を歌うことへの戸惑いとは?
高畑充希さんは、2017年に公開されたアニメ映画『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』では、ヒロイン「ココネちゃん」の声を担当し、主題歌も歌っています。
この映画の公開イベントの一部が動画で公開されており、高畑充希さんは、映画の主題歌である、 ザ・タイマーズ『デイドリームビリーバー』の歌声を披露しています。
歌声披露の前のインタビューで、高畑充希さんは主題歌のオファーが来た時の心境について、戸惑いがあったことを告白していました。「苦手意識があって、自分が出てて主題歌も歌うのは、なんか変な感じがあった」ということで、主題歌の依頼を受けるかどうか迷ったそうです。それでも「役として歌ってほしいと言われて、役の『ココネ』の心情と歌詞がリンクした」ため、「それだったら行けるかも」と主題歌を歌うことを受け入れたということです。
歌うことについて インタビューでは?
高畑充希さんは、以前、billboard-japan で歌手活動についてインタビューを受けています。
中学時代に軽音楽部に所属して、ボーカルを担当していたそうですが、本当はベースが弾きたかったのに、じゃんけんで負けたからボーカルになったということ。ここでも、歌うこと自体については、あまり興味がないことが分かります。「私がやりたいのはあくまでもミュージカルだったので、バンドとか歌手という道はまったく考えていませんでしたね。」と話しているように、ミュージカルしか興味がなかったようです。
その後、オーディションにより、ミュージカル女優となり、レコード会社の社長に認められ、CDデビュー、歌手デビュー、朝ドラの挿入歌でも話題になります。こうして、歌手としても活躍の幅を広げていくのですが、反響の大きさに、音楽の力の凄さを感じながらも、このように語っています。
ただ、女優として役で歌うのと、シンガーとして歌うことはまったく別ですね。役で歌う時はその役になりきって歌えるのですが、素の自分となるとまだ照れがあるんです。
出典:http://www.billboard-japan.com/special/detail/1420
高畑充希さんは、歌手としてデビューした以上、プロ意識を持ってやっていることと思います。しかし、「素の自分として」歌うことには、戸惑いがあるようで、ミュージカルに対するほどの「好き」には至っていない感じがします。高畑充希さんにとっての「歌」は、大好きなミュージカルのように、役になりきって歌うことであり、「高畑充希」として歌う事ではないのでしょう。
まとめ
- 高畑充希さんは『紅』を熱唱するCMで注目を集めたが、ミュージカル『ピーターパン』を演じており、歌手デビューしている実力の持ち主。歌がうまいのは当然。
- 子供の頃から大好きだったミュージカルの役として歌うことが好きだが、仕事としては歌うことはあっても、歌うこと自体はあまり好きではない感じがする。
- アニメの主題歌の歌声を披露した動画でも、主題歌を歌うことの戸惑いを告白していた。主題歌のオファーを受けるかどうか迷っていたが、「役として歌ってほしい」と言われて受けることにした。
高畑充希さんの歌は、うまいだけではなく、魅力的な歌声をもっていると思います。今後も女優としての仕事の他に、歌う機会は出てくると思います。高畑充希さんの望む形で、高畑充希さんが入り込んだ役が歌う歌を、また聞かせてほしいです。
以上「高畑充希 歌手デビューしたのに歌が嫌い?歌声披露の動画でも戸惑いを告白」でした。