最終更新日:2019.12.2

ドラマ『リカ』痣(あざ)の秘密!小説リバースから考察(あらすじネタバレあり)

2019年10月スタートのオトナの土ドラ『リカ』。

高岡早紀さん主演のオトナの土ドラ『リカ』。「純愛を貫くがゆえに狂気と化してしまう」高岡早紀さんの演技に「怖すぎる」と話題が集まっています。

狂気の「恋愛モンスター」リカの腕には大きな痣(あざ)があります。ドラマ『リカ』は五十嵐貴久さんの『リハーサル』『リカ』が原作ですが、原作のリカの腕には痣はありません。原作にないリカの痣はどんな意味があるのでしょう?

小説『リカ』シリーズには、リカの子供時代を描いた『リバース』という小説もあります。『リバース』にもリカの痣の記述はないですが、なにかヒントがあるかも知れません。『リバース』やドラマ公式サイトの情報から、リカの痣の秘密について考察してみたいと思います。

恐ろしい<リカ>を形成したのは『リバース』に描かれる子供時代の経験。これがドラマでどう描かれるのか?<痣>にはどんな意味があるのか?今後、ドラマで分かったことなども記述していきます。

※ここから先はドラマ『リカ』の内容、原作小説『リハーサル』『リカ』そして『リバース』のネタバレが含まれます。ドラマや小説をネタバレなしで楽しみたいならば、ここから先は読まないでくださいね。

では、『リバース』の「あらすじ」から確認してみましょう。

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小説『リバース』のあらすじ

『リバース』は、幼くして両親をなくし、教会で育てられた<幸子>が、育ての親の<神父>に宛てた手紙という形式で物語が進んでいきます。幸子は、上京して雨宮(あまみや)家に家政婦として働き始めます。働いているうちに、幸せそうな一家に違和感を抱き始め、やがて大きな事件に巻き込まれていきます。

幼い頃の<リカ>

幸子が家政婦として働き始めた雨宮家は、高級住宅街の小高い丘にある二階建ての洋館。壁はツタとバラで覆われています。雨宮家の主人は麻布でクリニックを経営している医師の武士(たけし)、奥さんは専業主婦の麗美(れみ)。二卵性の双子の娘、梨花(りか)と結花(ゆか)がいます。

家にはグランドピアノがあり、週に1、2回ピアノの先生が来ています。小柳千尋(こやなぎちひろ)さんという美しい女性です。また、週に2回、宗像(むなかた)という学生が家庭教師をしていました。梨花は宗像先生がお気に入りで、かなり親しそうにしていました。

梨花と結花は二人とも、「信じられないほど美しく整った顔」の「美しく可愛らしい少女」。美しい姉妹はクラスメートからも人気で、小学校への登校時には子どもたちが次々に挨拶をしていきます。

妹の結花は「おはよう」と返すのですが、姉の梨花は「女王様」のように無言で手を降って答えるだけ。先生も梨花に対しては他の子供とは違った態度で接していて、妹の結花も梨花に対しては僕(しもべ)のように従っています。

家政婦の幸子に対しても、少し時間に遅れただけで「守れないの?どうゆうつもり?」と冷たく当たり、幸子を呼び捨て。嫌いなクラスメートにも「汚い手で梨花に触らないで」と怒りに満ちた目で繰り返す。妹の結花は梨花に従うだけです。

母親からの罰

優しそうに見えた母の麗美ですが、梨花が算数のテストで99点だった時に、「あなたのためなのよ」と言いながら梨花の手の甲を<竹のヘラ>で叩き始めました。結花も一緒に叩かれます。二人の手の甲がミミズ腫れになり血がにじむほどに。

数分後、麗美は<竹のヘラ>を放り投げて「ごめんなさいね」「でも、これはあなたたちのためなの」と、泣きながら手に軟膏を塗ってあげます。当初、幸子は<愛の鞭>も必要なのだと、好意的に見ていましたが、その後、些細なことで<竹のヘラ>で子どもたちを叩く麗美に、疑問を感じ始めます。

ある日、夕食時に梨花がジュースをこぼしていまいます。幸子が後片付けをしていると、二階から悲鳴。幸子が言って見ると、麗美は服のままの二人の子供にシャワーを全開にして水を浴びせていました。幸子は止めますが「出ていきなさい!」と追い出されます。

静かになったので、幸子が浴室を除くと、麗美は浴槽に水を溜め、プラスチックの蓋を閉めて、梨花と結花を沈めています。ときおり二人が頭を上げ、息をしようとしますが、麗美は上から押さえつけて沈めてしまいます。

やがて二人は許されますが、青い顔をしてがたがた震えています。体を拭く幸子に、結花は「ママは悪くない。悪いのは結花なの」「梨花は悪くない」「ぜんぶ結花のせい」と麗美と姉の梨花をかばいます。梨花は「あなたのせいでこうなった」と結花を責め、結花は謝り続けています。

クリスマスのピアノ発表会とピアノ教師の失踪

クリスマスの日、子どもたちのピアノの発表会がありました。医師である父の武士は急患のため欠席、ピアノの先生の千尋は風邪で高熱のため来れないということで、母の麗美と幸子と家庭教師の宗像の三人での鑑賞でした。

梨花と結花は二人でピアノ演奏し、幸子は上達に驚いていましたが、麗美はミスを許せしません。帰宅後、発表会用のドレスのまま、二人にシャワーで冷水を浴びせます。12月なので、氷のような冷たい水です。幸子は止めましたが聞き言えれてもらえません。

幸子は浴室から追い出され、嫌な音が何度も響き渡りました。父の武士の帰宅を幸子が伝えると、ようやく終了しました。梨花は結花のミスのせいだと怒鳴り、結花はごめんなさいとずっと謝っています。

翌朝、幸子が起きると、梨花と結花の二人はシチューをかき混ぜていました。麗美は料理が苦手だがシチューだけは作ります。両親と梨花と結花、そして幸子が一緒にシチューを食べる穏やかな日常。変わったことといえば、武士が特に可愛がっていた、愛犬の<マロン>がいなくなったことでした。

ピアノを教えていた千尋は、本人の希望でその年の年末に辞め、年明けに雨宮家に挨拶に来ました。その後、刑事が雨宮家を訪ね、1月15日を最後に、千尋が失踪したことを告げますが、誰も心当たりがありません。

二年間の変化

神父が心筋梗塞で倒れ、幸子は地元に戻り神父の世話をすることにしました。二年後、神父の具合が良くなったこともあり、幸子は再び雨宮家で家政婦の仕事をすることになります。二年の間に、雨宮家の主人、武士は交通事故で亡くなっており、庭は雑草が伸び放題、家の中の高価な家具などはすべてなくなっていまいた。

梨花は中学三年生になり、すっかり女らしくなって、まばゆいばかり。結花は病気のせいで1年休学したので中学二年、やつれて元気のない状態。結花が病気のせいで成績が落ちたこともあり、梨花は結花を蔑むようになっていました。

梨花は、結花に口を開けさせ、丸めた答案用紙を突っ込んでいきます。結花が咳き込んでいるのに梨花は許しません。思わず止めに入る幸子に、梨花は腹を蹴り上げ、<竹のヘラ>で叩き続けます。梨花の暴力は、玄関のチャイムが鳴ったことで終わりました。

玄関にいたのは、家庭教師の宗像先生。梨花は宗像先生の顔をじっと見つめ、甘い声で話し、腕にしがみつくようにしていました。幸子にも梨花が宗像先生に恋をしていることが分かります。梨花は、医者を目指している宗像先生に、パパのクリニックを継ぐように提案し、自分は看護師になることを宣言します。宗像先生は冗談だと思って笑って指切りしました。

幸子の気付き

幸子が、花瓶に生けようと庭の花壇から1輪の花を抜くと、花の下に空洞がありました。その中には多数の骨が埋まっていました。麗美が慌ててやってきて、震える声で、部屋に戻るように言います。後で冷静になった麗美は、朝起きると犬の<マロン>が死んでおり、夫や子供を悲しませないために、逃げたことにして花壇に埋めたと幸子に説明します。

宗像先生がドイツに留学することが決まり、梨花と結花にその事を告げます。梨花は取り乱し、「先生がパパのクリニックを継いで、梨花といっしょに働くって。約束したでしょ?」と言い、凄まじい叫び声を上げながら部屋を飛び出していきました。

家庭教師の宗像先生は、失踪したピアノ講師・千尋と当時交際しており、失踪後も調査を続けていました。宗像先生は幸子に電話し、調べた内容を話しました。千尋は、金のためにピアノ生徒の父親の愛人になっていたことが分かったとのこと。また、失踪直前に雨宮家を訪れた可能性があること。その電話の後、宗像先生の住んでいるアパートが火事になり、宗像先生を含め8人の遺体が発見されます。放火の可能性もあると報道されました。

幸子は、ピアノ講師の千尋は武士の愛人であり、雨宮家を訪ねて来た時に殺され、花壇に埋められたのではないか、と疑念を抱きます。幸子は深夜、花壇を掘り、<マロン>の骨の下に明らかに犬ものではない、太い骨を発見。幸子は、千尋も犬のマロンも麗美が殺して埋めたことを確信します。

麗美が千尋を殺した動機は、旦那の浮気相手だから。クリスマスの発表会の日も旦那と千尋が会っていたのを麗美は知っていた。麗美が梨花と結花に酷い罰を与えた日は、きまって旦那の浮気が疑われる日。そしてマロンがいなくなった朝のことを思い出しました。あの日は冷蔵庫に七面鳥しかなかった。あのシチューの肉はマロン…。

幸子と神父の悲劇

幸子は荷物をまとめ、故郷に帰る準備をします。荷物をまとめながら考えているうちに、神父に相談しようと思い立ち、部屋を出て電話をしますが、留守番電話。その時にバスルームのドアが少し開いていることに気づきます。ドアにつま先が挟まっている。ドアの隙間からどろっとした何かがゆっくりと流れ、結花が真っ赤に染まっていた。

その時に、幸子は自分の思い違いに気が付きます。千尋を殺したのは麗美ではなく、家庭教師の宗像先生を振り向かせたかった梨花。そして、宗像先生が手に入らないと知った梨花は、アパートに火をつけた。

幸子は背後に人の気配を感じたが、恐ろしくて振り返れない。逃げようとしたが足首をつかまれ動けない。振り払おうとしたが鋭い痛みを感じてその場に崩れ落ちます。アキレス腱を切られていました。

背中に焼いた鉄の棒が突っ込まれる感覚があり、最後の力を振り絞って振り返ると、目の前にいたのは少女。突然何も見えなくなり、最後に聞こえたのは、満足そうに笑っている少女の声でした。

幸子からの留守番電話を聞いた神父は、雨宮邸を尋ねます。対応したのは結花。母親は旅行に行っており、幸子は挨拶もなしに突然辞めたという。幸子が挨拶もなしに辞める子ではないと知っている神父は、幸子が殺されたことを確信。

神父は結花に「お姉さんの梨花さんは、今どこに」と尋ねると、背後から笑い声。振り向こうとすると首筋に何かが刺さる。そして、耳元でささやく声「あたし、リカよ」

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リカの痣の意味は?

公式サイト情報の「痣」

ドラマ『リカ』の原作小説『リハーサル』『リカ』にも、リカの腕の痣は出てきません。また、リカの子供時代を描いた小説『リバース』にもリカに痣があるという描写はなく、「痣」は完全にドラマオリジナルの設定だということが分かります。

公式サイトの情報では、リカの「痣」については、以下のような記述があります。

どことなく怪しげなマンションのとある一室。美しいハーバリウムが飾られた中、真剣な表情でメイクしているのは、雨宮リカ(高岡早紀)である。顔をメイクした後、左腕を出すとそこには不気味な痣が。リカは痣をファンデーションで隠していく…。

また、リカが面接に来た場面では、このように説明されています。

その時、リカの左腕の痣が薄紅色に浮き上がったのを、看護師長の小山内(池谷のぶえ)だけは見逃さなかった。

また、ドラマの予告動画では、20秒くらいのところでリカの腕に痣が見えます。

「薄紅色に浮き上がった」痣は、十字架のような形です。この形に意味があるのでしょうか。

痣の意味は?

小説『リバース』とドラマの公式サイトの情報から、リカの痣の意味を考えています。

【母親による罰のあと】
小説『リバース』では、母親から手の甲を竹のヘラで叩かれていましたが、ドラマの『リカ』では、腕を叩かれていたのかも知れません。リカの人格形成には母親の虐待とも言える罰が、大きく関わっているでしょうから、痣の意味としては一番ありえそうです。

【リカが殺した相手の抵抗のあと】
小説『リバース』では、リカはピアノ講師の千尋、家政婦の幸子、神父を直接手にかけて殺しています。そこで抵抗された時の痣ということも考えられます。痣が十字架の形に見えることから、神父に関連があるのかも知れません。

【リカの自傷行為?】
痣が、左手のみにあるということから考えると、リカの自傷行為ということもあるかも知れません。上手くいくはずの恋愛が思い通りに行かないと、過去のトラウマから自分の腕を傷つける。リカの自分中心の考え方からすると、あまり考えられませんが。

リカの痣の秘密は、ドラマの内容が進んでいくうちに明らかになっていくでしょう。

ドラマで分かったこと

実際のドラマでリカの痣の秘密や、リカの過去、小説『リバース』との関係について、分かったことについて書いていきます。

第1話『あなたは運命の人』

ドラマの冒頭、美しいハーバリウムの並ぶのマンションの部屋でメイクするリカ。最後に左腕にある痣をファンデーションで隠していきます。かなり大きな痣であることが見て取れます。ファンデーションで隠せたようですが、うっすら十字架のような形が残っています。やはり十字架の形というのは意味があるのでしょう。

リカは看護師募集に応募して、花山病院にやって来ます。面接で、大矢先生の「ご出身は麻布ですか」という問いに、リカは、「ええ、父が昔、麻布で小さなクリニックをやっていました。」「家族は皆他界しましたが…」と答えています。

リカの父親が麻布でクリニックをやっており、交通事故で他界しているので『リバース』の設定通りです。しかし、リカが「家族は皆他界した」と言っていますが、小説『リバース』では梨花の母親の行方は分からず、双子の妹、結花も最後まで生きています。リカの母親は殺されたと思われますが、結花は?どうなったのでしょう。

リカが看護師長に、日本医師協会の内田前会長からの推薦状を手渡す時、看護師長はリカの腕に痣があるのを発見します。後で看護師長がリカの採用に反対する理由の一つが「腕に大きな痣がありました」でした。通常、痣があったとしても、それを理由に不採用にしたいとは思わないでしょう。この子を採用してはいけないという「何か」を感じたのかも知れません。

リカが大矢先生と急患の世話をしている場面、その後、盗んだ大矢先生のペンを返す名目で大谷先生の部屋へ行った時、リカの腕にはくっきり十字架の痣が浮き上がります。リカは大矢先生にも痣を隠そうとしていません。大矢先生は、驚きと戸惑いの表情。なにか不気味なものを見ている感じです。

痣が十字架の形ということで、『リバース』の最後でリカに殺された神父と深い関係がありそうです。十字架のように浮き出る痣は、亡くなった神父による、「リカに近づくな」という強い警告なのかも知れません。

第2話『これは私たちだけの秘密』

同期の看護師と食事の場面。リカはいつものミートソース。「ミートソース好きだね」とい言われたリカは「子供の頃からの大好物なの」と回答。「ママの味ってとこかな」「まあね」という会話がありました。

小説『リバース』には、リカの好物についての記載はありません。リカの母親は、料理が好きではないのですが、シチューだけは作っています。『リバース』のように愛犬の肉が…というのは、テレビドラマでは酷すぎるので、ないと思います。きっと、ミートソースには別の意味があるのでしょう。

今回も、大矢先生に対するリカの接近は続きます。策略によって、大谷先生の手術の助手を務めることになったリカが「私きっと、大矢先生の期待に答えてみせます」と言った時に、十字架型の痣が赤く浮き出ています。手術後に、他の人がいない時には「リカって呼んで」と迫るリカ。その時も痣が浮き出ています。

その後、リカが花山院長の病室を訪ねます。リカは、家族のことを聞かれて「私が中学校3年生の時に、悪い人に騙されて、病院も自宅もあっという間に人手に渡ってしまいました、父は自ら命を断って、母も妹も皆亡くなって、それから一人ぼっちで生きてきました」。やはり、リカには妹がいて、亡くなっていました。

また、リカの過去は、小説『リバース』『リハーサル』とは違っています。小説では、リカの父親は交通事故で亡くなっています。リカが語る過去は、原作小説『リカ』の中の噂に近いです。リカの事を調べていた探偵が「口裂け女とか人面犬と同じ」噂話として、リカの生い立ちをを話しています。

「父親は貿易商、母親は医者」。「彼女が高校生のとき、不幸が襲った。信頼していた友人に金を騙し取られたことが原因で父親が破産した。精神的に不安定になった母親は、リカの妹を過失により死なせてしまった。」「そのことでショックを受けたリカ自身も、過食と拒食を繰り返すようになり、その頃つきあっていた男性からも交際を断られてしまう」。

この部分は、小説と設定が変更されたのでしょう。もっとも、リカの言うことは何一つ当てになりませんが…。

そして、花山院長と大矢先生の写真を見ながら話をするリカ。長時間左腕が写っていますが、痣がありません。痣は特別なときに浮き出てくるようです。今の所、大矢先生と一緒の時に痣が浮き出ている感じです。リカの心情によって出てくるのでしょうか。今後、どんな時に痣が浮き出てくるか注目すれば、痣の秘密が見えてくるかも知れません。

公式サイトの第3話予告では「病院内に交際の噂を流したのはリカ本人だと知り、執務室に呼び出し怒鳴る大矢。そんな大矢に対し、凍りつき、叱られた子どものように怯えながら、幼少期の意外な過去を告白し始める…。そんなリカに不気味なものを感じる大矢。」と書かれています。幼少期の過去とは?痣の秘密に触れるのか?どんな展開になるか楽しみです。

第3話『鈍感な女…死ねばいい!』

「大矢先生と交際している」と周囲に触れ回ったリカ。怒る大矢先生に、リカは怯えた表情で言います「ごめんなさい。怒らないで…。リカがいけませんでした。お願いですから、いい子にするからぶたないで」。腕の痣を大矢先生に見せながら過去を告白するリカ「子供の頃、母親に虐待されてたの」「こんな痣になっちゃって…だから今も叱られるのが怖くて」。

それを聞いて、怒りの表情を緩め、静かに説得する大矢先生「分かりました、ご迷惑をおかけして、すいませんでした」とリカは反省した様子を見せますが、「私達の絆はふたりだけの秘密よ」と医療事故隠蔽の証拠であるペアン鉗子(止血用の医療器具)を見せて大矢先生を脅します。

やはり、左腕の痣は母親からの虐待によるものでした。でも、薄紅色の十字架が浮き出る理由がまだ分かりません。今後、明らかになっていくのでしょう。

ペアン鉗子で大矢先生を脅すシーンは、ドラマ『リカ』第1部の原作『リハーサル』にもありますが、子供時代を語るシーンは出てきません。リカの子供時代は『リバース』の設定を引き継いでいると言えます。

新看護師長の藤鐘が、自分を辞めさせようとしていることを知ったリカは、病院に来ていた藤鐘の娘に近づきます。ママに厳しいことを言われった藤鐘の娘に「ママ厳しいわよね…よく怒られるでしょ」と言葉をかけるリカ。「私がいけないの、ちゃんとママの言うこと聞かないから」「いいえ、いけないのはママの方よ」リカは言い放ちます。

その夜、夜勤で病院内を見回る藤鐘師長。リカを見かけ追いかけると、リカは、前看護師長の病室にいました。「ここで何をしているの」と言われたリカは、逆に子どもを家に残して夜勤をしている藤鐘師長を攻め立てます。「知ってますか?子どもは親に褒められたくて、良い子を演じているだけなんですよ」「あなたが外で働いている間、子どもたちはずっと、あなたにかまってもらいたい寂しさをこらえて、必死で良い子を演じて頑張っている」

リカは目に涙を浮かべながら続けます。「なのにあなたはテストの点数だけを見て努力が足りないと攻め立てる」「自分の期待に応えなければ、だめな子だと決めつける」ついにリカの目から涙。「自分の無能さを棚に上げて、母という名に寄りかかって、他人に勝つことだけを要求し、そして、子どもの無垢で柔らかな心を捻じ曲げる」「あなたみたいな鈍感な女が、そうして子どもを化け物にしてしまうのよ」

恐らく、これはリカ自身の子供時代の体験なのでしょう。小説『リバース』では、リカの母親は専業主婦ですが、ドラマでは仕事をしている設定、もしかしたら看護師なのかもしれません。

結局、藤鐘師長は、睡眠薬入のコーヒーを飲まされて、前の看護師長殺害の罪を着せられる形で自殺に見せかけて殺されてしまいます。娘を利用されて殺された訳でも、リカが話した内容で死に追い込まれた訳でもありません。リカが藤鐘師長やその娘に話したことは、「愛する人を手に入れるため邪魔者を排除する」というリカの目的とは無関係。ドラマの<リカ>の行動は、子供の頃のトラウマも含んだ複雑なものなのでしょう。

今回気になったのは、大谷先生の婚約者、真由美のペンダントに照明が反射して光ったとき、異様に眩しそうな表情をして目を背けるリカ。これも、子供時代の虐待の記憶に関係している気がします。

第4話『私の何がいけなかったの!』

『リカ』第1部最終回。今回はリカの痣や生い立ちについては、ほとんど触れられませんでした。

リカが花山院長に枕を押し付けて窒息死させる場面。リカと思われる犯人の手には痣があります。第2話まではファンデーションで痣を隠していたようですが、その後は隠していないようです。大谷先生に痣を見せ、親の虐待だと打ち明けたので、もう隠す必要はなくなったのでしょうか。

リカは柏手医師を使い、大矢先生の婚約者、真由美を殺害します。亡くなった真由美の死体の前で、リカは大谷先生にこう言います「これまでお互い不幸な人生を歩んできたけど、もう大丈夫よ。全ての試練はくぐり抜けたわ」。親の虐待を受けて育ったリカの頭の中では、「運命の人」大矢先生も「不幸な人生を歩んできた」ことになっているようです。

そして、「これからは二人で幸せな家庭を作っていきましょうね」と言ったリカの左腕に浮き上がる痣。色が濃くなり、十字架の形もくっきりとしてきます。リカの感情が最高潮のときに浮き上がってくるのかも知れません。

次回からは第2部。リカの痣や生い立ちについて、どんなことが明らかになってくるのか。注目して行きたいと思います。

第5話『やっと出会えた…運命の人』

ついに第2部が始まりました。冒頭、ハーバリウムに囲まれて横になっている<リカ>。左腕には痣が見えます。

映画プロデューサー<本間隆雄(ほんまたかお)>は、<神宮寺たかお>という偽名を使い、取材のためマッチングアプリに登録。アプリ内でリカに出会います。メッセージのやり取りから、電話番号を教えてもらい、電話でするリカですが、左腕に痣がありません。

その後、<西園寺たかお>こと、本間と食事することになったリカ。「運命の人」と確信します。その時リカの左腕には、薄紅色の痣が十字架の形に浮き上がっています。「運命の人」といる時に痣が浮き上がるのでしょうか。やはり、リカの心情によって痣が濃くなることは間違いないようです。

まだ、十字架の形の意味が明らかになっていません。今後、リカの過去とともに痣の秘密が明かされるのでしょうか。

また今回、リカがパスタのミートソースを箱買いしているのが分かりましたね。ミートソースはリカの過去に関係があるのか?それとも、ただの小ネタなのか?あわせて注目したいと思います。

第6話『私、いいお母さんになるから!』

実は映画のリサーチだった、と打ち明ける本間に「私の目を見て説明してほしいの」というリカ。二人は再び会うことになります。出かける前に、リカの左腕の痣をファンデーションで隠しています。

この時の痣は薄紅色ではなく黒いもので、十字架の形でもありません。今回の痣の描写はそれだけでした。

その後、リカは病院に努めていた時の知り合い<千秋>にお金を渡し、スパイにして本間を追い詰めていくのですが、リカの財布には大金が入っているようです。リカはもう看護師は辞めていて、仕事もしていないようなので、どうやって暮らしているのか?なぜ大金を持っているのか?疑問に思います。

第2話でリカは、「私が中学校3年生の時に、悪い人に騙されて、病院も自宅もあっという間に人手に渡ってしまいました。」と言っています。しかし、実際は親の遺産を受け継いでいるのではないでしょうか。

これから、最終回に向けて、痣の謎とともに、リカの生い立ちも明らかになってくるのでしょう。引き続き注目したいと思います。

第7話『リカはストーカーなんかじゃない!』

リカの「スパイ」千秋から送ってもらった本間と娘の写真に、自分の写真を切り抜いて貼り付け「3人家族、素敵…」と呟くリカ。まさにリカの狂気がよく分かる場面です。その時、何もなかった左腕に徐々に痣が現れ、やがて十字架の形が浮き上がります。リカの「運命の人」への気持ちが最高潮に達しているということでしょうか。

別居中の妻から、娘の亜矢がどこにもいないと連絡を受けた本間は、慌ててマンションに戻ります。そこにリカから非通知の電話。リカの話から亜矢はリカが連れ去ったと確信。「亜矢を返せ」と声を荒げる本間に、リカは「怒鳴らないで!怒鳴られるのが一番イヤなの」「私ね、小さい頃ずーと母親から虐待されてたの」と涙声で話し始めます。

「すこしでも気に入らないことがあると、大声で怒鳴られて、定規や靴べらで何度も何度も同じ場所を叩かれて」ここでリカの痣が映し出されます。黒い痣で、薄紅色に十字架の形が浮き上がってはいません。

「許してくださいって謝っても、全然許して貰えなくて」「大声で泣かれたり叱られたりするたびに、心がどんどん死んでくような気がして、朝になるのが凄く怖かった」悲しそうだったリカの声は、ここで力強く変わります。「親の都合で離れ離れになったり、子どもを凄く叱ったり、子どもにさみしい思いをさせる母親だけは絶対にならない。」

リカが第1部の3話で大矢先生に話したこと、藤鐘看護師長に涙ながらに語ったことと一致するので、リカが子供の頃に虐待されていたこと、親と一緒にいられずに寂しい思いをしたことは間違いないでしょう。

最終回を前に、リカの痣や過去について、いくつかの疑問が残っています。

  • リカの痣が十字架の形に浮き上がるのはなぜなのか?
  • リカの生い立ちは実際どのようなものだったのか?両親や妹の死因は?
  • 仕事をしていないのに、どうやって生活をしているのか?親の遺産?
  • リカがミートソースパスタが好きな理由は?

次回、最終回でこれらの謎が明らかになるのか、引き続き注目したいと思います。

第8話(最終回)『もうあなたしかいないの…』

行方が分からない娘の亜矢が、リカの所にいると確信した本間。再度マッチングアプリでリカに連絡を取り、本間の自宅マンションで会うことになります。菅原刑事がマンションの入り口で止めるつもりでしたが、リカは菅原の胸を刺し、本間の部屋までやって来ます。

すっかり、本間と一緒に住むつもりのリカは語り始めます。「良いですね家族って、私がずーと欲しくてなかなか手に入らないもの」「運命の相手と結婚して温かい家庭を作る。それが私の夢なのに、高校生の頃から運命と相手が不幸にみまわれて次々とわたしの前からいなくなってしまった…」リカの部屋にある、ハーバリウムにされたイヤホンやコイン、ハンカチ、メガネなどが画面に写ります。

小説ではリカの高校時代は描かれていませんが、高校の頃から、運命の人と結ばれるために「邪魔者を排除する」行動をとっていたことが想像されます。

離婚を迫るリカに本間は怒鳴ります。「俺は離婚なんかしない、亜矢はどこにいるんだ!」「もういい、警察に全部言うから、洗いざらい全部!」この時、リカの腕には黒い痣があります。

胸を刺された菅原刑事は防刃ベスト(ぼうじんベスト)を着ていたため死んでおらず、リカは踏み込んできた警察に腕と脚を撃たれ、逮捕されます。この時も左腕には黒い痣。薄紅色に十字架が浮き出てはいませんでした。

警察により亜矢は保護され、リカの家にいた時の様子が明らかになります。リカはいじめられていた亜矢を助け、お父さんの友達だと言って自宅に連れて行っていました。リカは腕の痣について亜矢に説明しています。「昔、亜矢ちゃんくらいの時にね、お母さんに叩かれた痕(あと)なの。毎日のように怒られていたから…』

リカのこの説明は一貫しており、怒鳴られることを極度に恐れるリカの態度から、リカの痣は虐待の痕というのは間違いないでしょう。残念ながら、薄紅色に浮き出る十字架の形については、全く触れられませんでした。

逮捕の後、明らかになってきたリカの過去が本間の口から語られます。「もともとは麻布にクリニックを持つ医者一家のお嬢様だって」「母親から酷い虐待を受けていたようだけど」「両親は謎の死を遂げて、親戚の家を転々としていたらしい」

先週までのいくつかの疑問は、結局ほとんど謎のままでした。

  • リカの痣が十字架の形に浮き上がるのはなぜなのか?
  • リカの生い立ちは実際どのようなものだったのか?両親や妹の死因は?
  • 仕事をしていないのに、どうやって生活をしているのか?親の遺産?
  • リカがミートソースパスタが好きな理由は?

小説『リカ』シリーズには、続編『リターン』『リブート』があります。もし、ドラマ『リカ』の続編が作られるなら、この謎を掘り下げて欲しいです。

まとめ

  • 原作小説『リハーサル』『リカ』にも、リカの子供時代を描いた小説『リバース』にも、リカの「痣(あざ)」の描写がでてこないので、痣はドラマオリジナルの設定。
  • 『リバース』では、梨花(子供時代のリカ)が、母親から手の甲を竹のヘラで叩かれるという罰を受ける描写がある。痣はその痕なのではないか。
  • あるいは、痣が十字架の形に浮き出ることから、『リバース』でリカが殺した神父と関係があるのかも知れない。
  • (最終回を終えて)リカの痣は母親の虐待の痕であることは間違いないようだ。十字架の形に浮き出る理由は不明のまま。

ドラマ『リカ』の原作『リハーサル』『リカ』では、リカは、痩せすぎで泥のような肌、酷い体臭の持ち主として描かれています。これは本能的な恐怖を感じさせます。

リカを演じる高岡早紀さんは美しい女優ですから見た目の恐怖がなく、ドラマでは悪臭も伝わりづらいので、その代わりの設定が「痣」なのかも知れません。

でも、高岡早紀さんの、恋愛相手以外は全て邪魔という「恋愛モンスター」演技は、それだけで十分恐ろしさを感じます。最初、高岡早紀さんは、リカ役を引き受けることを迷ったということですが、「リカ」は高岡早紀さんはハマり役だと思います。

以上「ドラマ『リカ』痣(あざ)の秘密!小説リバースから考察(あらすじネタバレあり)」でした。

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