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中川翔子 中学時代 担任に絶望は虚言?絵がうまいのは”いじめ”のお陰?

「しょこたん」の愛称で知られる中川翔子さん。アニメ・特撮・カンフーオタクという趣味を活かし、数々のテレビ番組に出演。歌手や俳優、声優としても幅広い活躍をしています。

中川翔子さん

中川翔子さん 出典:公式ブログ https://ameblo.jp/nakagawa-shoko/

中川翔子さんは、2019年8月に文藝春秋社から『「死ぬんじゃねーぞ!!」いじめられている君はゼッタイ悪くない』(以降『死ぬんじゃねーぞ!!』)という書籍を出しました。自身が中学時代にいじめられ、自殺未遂まで追い込まれた体験を赤裸々に語り、現在いじめられている子に「死ぬんじゃねーぞ!!」と語りかける内容です。

この本の中で中川翔子さんは、中学の担任の言葉がきっかけで大人が信じられなくなり、不登校になったという「ローファー事件」を告白しています。しかし、これが虚言ではないかと言われます。どういうことなのでしょう。

また、中川翔子さんは絵がうまいことでも有名です。これは、いじめられたお陰でうまくなったという話もあります。本当でしょうか?確認してみましょう。

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中学時代に「担任に絶望した」ローファー事件は虚言?

中学時代のいじめ

中川翔子さんは著書『死ぬんじゃねーぞ!!』で中学時代のイジメ体験を告白しています。

いじめのきっかけは、中学に入った最初の時期でした。隣の子に「プリクラ帳持ってきて」と言われ、プリクラ帳を持っていなかった中川翔子さんは、急いでプリクラを撮りに行き、おばあちゃんが和紙で作ってくれたノートにプリクラを貼って持って行きました。

「えっ、なに?ひとりプリクラだし変なノート。おばあちゃんの?なにそれおかしくない?キモい…」と皆から引かれ、孤立するようになります。そして、自分の机でひとり絵を描いていたため、「あいつ絵ばっかり描いててオタクじゃね?キモいんだけど」と陰口を叩かれるようになりました。

やがて、常に悪口を言われているような気持ちになった中川翔子さんは、悩みが胃の不調となって現れ、よく吐くようになりました。それを見ていたクラスメートから「ゲロマシーン」というあだ名をつけられ、心はボロボロになります。

大人が信じられなくなったローファー事件とは

いじめを受けながらも、中学校に通っていた中川翔子さん。ある事件がきっかけで大人が信じられなくなり不登校になりました。それが「ローファー事件」です。

ある日、学校の靴箱がへこんでおり、泣き寝入りは嫌だと思った中川翔子さんは、犯人と思われる子の靴箱をへこませます。すると今度は中川翔子さんの靴箱がボコボコにへこんでいました。

それで終わりではなく、中川翔子さんが帰宅しようとすると、靴箱から靴がなくなっていました。どこを探しても見つからず、仕方なく担任の先生に相談しました。

担任は、中川翔子さんのいじめについて話を聞いてくれ、「じゃあこれを履いて帰りなさい」と制靴の新品のローファーを手渡してくれました。「わかってくれた…」中川翔子さんは、担任の先生がちゃんと対応してくれたことを嬉しく思い、担任が犯人グループに注意し、いじめが終わることを期待しました。

後日、中川翔子さんは担任から職員室に呼び出され「中川、こないだのローファー代、早く払ってくれないかな」と言われます。「先生が気にしていたのは靴が盗まれたことではなく、靴の経費だったんだ…」と絶望し、「もう大人も信用できない」と感じた中川翔子さんは、それから不登校になり、卒業式も行きませんでした。

これが『死ぬんじゃねーぞ!!』に記されている「ローファー事件」です。

ローファー事件は虚言?

中川翔子さんのいじめ体験の中でも、重要な意味を持つこの「ローファー事件」ですが、これは「虚言」ではないかという声があります。なぜでしょうか。

「ローファー事件」が虚言と言われるのは、中川翔子さんの「オフィシャルブログ」で自身が書いた内容と矛盾するからです。そのブログの内容がこちらです。

ローファーだ!!!!
ろ、ローファー
中三のとき、隠された思い出が蘇る!!!!
く、くやしい
かえせ

 

隠されたのがミオルとかに知られたら恥ずかしいし、だけど探してもないから帰れない
泣いたら負けだからとおもったが先生にローファーないんですっていいにいったら涙がこぼれてしまった、くやしい

 

そして卒業式
先生にありがとうございましたと言って、しみじみしてたら

 

そうだ中川、ローファー代払えっていわれて

 

ガ━━(;゜Д゜)━━ン!!

 

隠した犯人め…
なんでわたしがローファー代まで払うのか、とおもうとまた悔しさで泣いた

 

卒業式いい思い出ないなぁ…

 

『死ぬんじゃねーぞ!!』では、「ローファー事件」のせいで不登校になり、「卒業式にも行けなかった」と書かれていますが、自身のブログでは、卒業式の日に「ローファー代払え」と言われて泣いたことになっています。卒業式に「行った」「行かなかった」というのは明らかに違うので、どっちかが嘘ということになります。どちらが本当なのでしょうか。

中川翔子さん本人が、このブログの内容に触れていないので推測するしかないのですが、「卒業式には行かなかった」というのが本当ではないでしょうか。

「ローファー事件」のせいで不登校になり、卒業式に行けなかったというのは、この本のために都合よく作られたエピソードではないかという声もありますが、2018年のwithyouのインタビューや2012年の朝日新聞の記事でも「卒業式も行かなかった」と話しています。

「ローファー」についてブログに書く前、2009年に中川翔子さんがゲスト出演した「ウチくる」で、お母さんが中川翔子さんに手紙を読み、いじめにあってから不登校、引きこもりになり、毎日暴れていたと語っています。いじめによる不登校で「引きこもり」だった中川翔子さんが、卒業式だけ出席したというのも不自然です。

『死ぬんじゃねーぞ!!』には、《卒業式にも行かなかった、ということは苦い記憶としてわたしの心にずっと残っていました》と書かれています。中川翔子さんは、ブログを『明るい遺書』のつもりで、辛かったことの愚痴ではなく、楽しいことを書くようにしようとしたと言います。卒業式に行かなかったことを書くのが辛すぎるため、当時は、「卒業式に行った」ことにしたかったのではないでしょうか。

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絵がうまいのは”いじめ”のお陰?

いじめを乗り越え、芸能界で活躍する中川翔子さん。絵がうまいことでも有名です。中川翔子さんが以前『アメトーーク!』に出演した時に書いた絵がこちらです。

中川翔子さんはこの絵を15分で書き上げたそうです。twitterには「この絵を15分で書くなんて…」「しょこたん絵上手すぎる、、、」には賞賛の言葉が並びました。

また、中川翔子さんは、2019年に5年ぶりのアルバムをリリースしましたが、ジャケットの絵は中川翔子さん自身が書いています。

このように絵がうまい中川翔子さんですが、絵がうまくなったのは、いじめを受けていた中学時代だったのでしょうか。

『死ぬんじゃねーぞ!!』では《二十代後半になってようやく、あの十代の「暗黒時代」が今の自分を作ったんだと思えるようになりました》《キラキラした青春を謳歌しなかった分、本を読んだり、音楽を聴いたり、歌を歌ったり、漫画を読んだり絵を描いたり。その全部が今の自分の役に立った、それでよかったのかもしれないと、やっと思えるようになったのです》と今の気持ちを語っています。

小学校時代から絵が好きでよく描いていた中川翔子さんでしたが、中学時代のいじめで絵に集中できる時間ができたことにより、誰もが「絵がうまい」と認めるような腕前になったのでしょう。

何より、いじめという過去の「暗黒時代」に感謝できるようになったというのは、素晴らしい変化だと思います。そのように思えたことで、自身の過去と向き合い、著書を通して、いじめで苦しんでいる子どもたちに「死ぬんじゃねーぞ!!」とメッセージを伝えられるようになったのでしょう。

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まとめ

  • 中川翔子さんは著書『死ぬんじゃねーぞ』の中で、中学時代にいじめにあったことを告白。
  • いじめで靴を隠された中川翔子さん。担任に相談すると、担任は「これを履いて帰りなさい」と新品のローファーを渡してくれが、後日、ローファー代を払うように言われたことで、大人が信じられなった。結果、不登校になり、卒業式にも出なかった。
  • この「ローファー事件」は、以前ブログに中川翔子さんが「卒業式に出た」ということを描いていたので、「虚言」ではないかという疑いがでた。
  • 中川翔子さんは、ブログ以外のインタビューなどでは「卒業式に出なかった」と発言しているので、「出なかった」が本当ではないか。
  • 中川翔子さんは絵がうまいことでも有名だが、いじめられていた中学時代に絵を描いていたことが役に立っていると、振り返られるようになった。

中川翔子さんは『死ぬんじゃねーぞ!!』の中で、このように書いています。《いじめられている側にも問題がある、と言う人がいますが、それは絶対にありえない。いくら相性が悪くても、それはいじめていい理由なんかなりません。いじめているほうが100パーセント悪いです》私もそう思います。

私が小学生のとき、クラスに「いじめ」がありました。いじめられたのは、転校してきた男の子で、よく嘘をつき暴力的な少し「問題がある」子でした。そのうち皆がその子を無視するようになり、一部の子は「臭い」「汚い」「近寄るな」と暴言を浴びせるようになりました。

その子とは割と親しかったのですが、クラスがそんな雰囲気になると、私もその子を避けるようになりました。幸い担任が問題に向き合ってくれ、陰湿ないじめには発展しませんでしたが、その時のことを思い出すと心が痛くなります。

中川翔子さんの過去の発言には「ローファー事件」以外にも、「嘘」と思われるものや、「問題」と感じられるものがあることも事実です。中川翔子さんは芸能人で影響力もあるので、世の中に悪影響のあるような間違いや嘘を指摘するのは必要なことでしょう。でも、感情的に叩くことは避けるべきだと思います。

中川翔子さんには、必要な苦言には耳を傾けつつも、誹謗中傷はスルーして、得意の絵や歌で、子どもたちに希望を与え続けてくれることを期待しています。

以上「中川翔子 中学時代 担任に絶望は虚言?絵がうまいのは”いじめ”のお陰?」でした。

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